日本アイスランド学会歴代公開講演一覧

年度 会場 講演者 タイトル
1981 慶應義塾大学 熊野聡 北欧初期社会研究の意義
谷口幸男 スカルド詩人の風土
1982 慶應義塾大学 遠藤紀勝 北の旅からーヴァイキング紀行
水野知昭 風、海、そして火の神ニョルズ
1983 慶應義塾大学 笠原啓子 オークニー諸島バーセイ遺跡
菅原邦城 中世グリーンランド北欧人の滅亡 ーエスキモー伝説による-
1984 慶應義塾大学 早野勝巳 北欧の命名法について
牧野正憲 1397年のカルマル連合会議に関する一考察 一載冠文書と連合文書を中心に-
1985 早稲田大学 中村久夫 古アイスランドにおける goðlauss
石川光庸 「ヴェルンドの歌」と古英語文献
1986 早稲田大学 尾崎和彦 アイスランド語と印欧語源
水野知昭 北欧神話の世界像一精神と自然一
1987 慶應義塾大学 八亀五三男 eiga と hafa
谷口幸男 ベングトソン『赤毛のオルム』
1988 早稲田大学 中島和男 古アイスランド語の教会用語成立をめぐって
水野知昭 ロキ・レギン・ウンフェルズその他 ー「武器供与者」の群像一
1989 慶應義塾大学 西田郁子 「巫女の予言」における創造神話
遠山菊夫 二つ(以上)の限定形容詞が一つの名詞を修飾する際の Old English 並びに Old Norse における語順についての考察
1990 早稲田大学 阪西紀子 コペンハーゲン大学で学んだこと
1991 慶應義塾大学 大塚光子 ウィリアム・モリスとアイスランド
早野勝巳 アイスランド再訪一写本と印刷本一
1992 早稲田大学 手嵨竹司 古代ゲルマン語の中の古代アイスランド語
堀井祐介 『エッダ詩集』における動詞から見た神々と英族の特徴
1993 慶應義塾大学 椎名淳之 アイスランド音楽を聴きながら一歌の島アイスランド?ー
ヘルマン・パウルソン Völuspá: “Tha Sybil’s Prophecy”
1994 早稲田大学 伊藤盡 『ハヴェロック』における古英語動詞句と古北欧語動詞句
入江浩司 現代アイスランド語の相互行為を表す ・st 形の動詞について
1995 名古屋大学 今福仁 古エッダ与格の印欧語的諸相一サンスクリット戯曲との比較から
1996 法政大学 Halldór Stefánsson フレイザー『金枝篇』再考
櫻井健 アイスランド語 progressive form の発達について
阪西紀子 中世アイスランド乞食考
1997 早稲田大学 水野知昭 アースガルズ築城神話の成立に関する試論
甲斐崎由典 「vera búinn að + 不定形」構文の意味特性について
1998 早稲田大学 入江浩司 現代アイスランド語の、いわゆる『分離不可能所有』の現れ方:特に、身体部分に関わる表現について
斉木麻利子&金子靖孝 Semantic Genotype of the Dative in Modern Icelandic
1999 石川県文教会館 Kristín Ingvarsdóttir わたしと日本
ヒースマン姿子 スウェーデン最初の都市形成に関する一試案
2000 石川県文教会館 伊藤豊 「一族のサガ」における呪術師とアイスランド社会
伊藤盡 スノッリの『エッダ』に見るパガニズムの正当化:オゥジンと神の名
2001 大阪外国語大学 森信嘉 コルマークルのサガに現れる動詞時制の考察
水野知昭 救出神ニョルズとその周辺–北欧マレビト考えの新展開–
2002 大阪外国語大学 熊野聰 互酬関係から市場関係へ?:『めんどりのソーリルのサガ』をめぐって
堀井祐介 アイスランド語学習Web教材:アイスランドおよび日本における取り組み
2003 在日アイスランド大使館 角谷英則 フーサビーをめぐる諸問題
今福仁 文学的な、そしてなお歴史的な:古アイスランド語の感情表現の古さと新しさについて
2004 信州大学 谷口幸男 「オーラーヴ聖王のサガ」の一挿話をめぐって
Úlfar Bragason Icelandic Approaches to Víland in the 20th Century
2005 一橋大学 入江浩司 フェーロー語の属格とその代替表現の分布
伊藤盡 『イングリンガタル』とスノッリの『イングリンガ・サガ』
2006 東海大学湘南校舎 森信嘉 『コルマクのサガ』と『ハルフレズのサガ』に見る類似点と相違点
大宮康一 現代アイスランド語の動詞における格の個別性について
2007 金沢大学サテライトプラザ 松本涼 13世紀アイスランドにおける王権と社会:平和維持機能の分析を中心に
堀井祐介 北欧の大学評価紹介
2008 金沢大学サテライトプラザ 中川拓也 アイスランド体験記
田崎和江 是非一度見てみたいアイスランドの自然と不思議
2009 アイスランド大使館 清水誠 19世紀歴史言語学研究とロマン派文学––Rasmus Rask と Jónas Hallgrímsson
Úlfar Bragason Sturla the trickster
2010 駒澤大学 伊東未来 13世紀後半アイスランドの地縁関係の重要性:サガにみる地域的差異
伊藤盡 Gosforthの絵画石碑”Fishing Stone”とエッダ詩『ヒュミルの歌』:ソールの冒険を古英語話者はどう理解したか
2011 北海道大学 大宮康一 現代アイスランド語の言語変化に関する考察
唐澤一友 アングロ・サクソン・イングランドにおけるWōden/Óðinn
2012 早稲田大学 松本涼 1. アイスランド留学事情・大学院編 2.『ラクスデーラ・サガ』における旅と女性
林邦彦 Tristan物語とIcelandic bridal-quest romance
2013 石川四高記念文化交流館 布田功治 アイスランド通貨金融危機はどのようして起こったのか—3大銀行とアイスセーブ問題に注目して
清水誠 ゲルマン語類型論から見たアイスランド語の音韻と正書法
2014 石川四高記念文化交流館 林邦彦 アーサー王伝説を扱ったフェロー語バラッド―Ívint Herintssonの3ヴァージョン
南澤佑樹 現代アイスランド語におけるkunnaの意味・用法について
2015 一橋大学 南澤佑樹 スウェーデン語における知覚認識の開始を表す用法について
伊藤盡 W.G. Collingwoodによる『カンブリアのサガ』と古北欧語借入
2016 一橋大学 和田 忍 イングランド人のヴァイキングに対する態度―Ælfricの説話を中心に
赤嶺 淳 日本の「捕鯨問題」の分析視角―ノルウェーの事例を参考に
2017 早稲田大学 熊野聰 ニックネームについて
谷川寧彦 アイスランド経済と金融について(仮題)
2018 早稲田大学 塩田潤 アイスランドにおける金融危機後の政治変動について—金融危機、反緊縮運動、アイスランド海賊党—
淺間正通 アイスランドの戸惑い—スローライフとファーストライフの狭間に揺れて—
2019 早稲田大学 山田慎太郎 口承文学から考える紛争解決をめぐる分析−アイスランド・サガおよびアイヌ散文説話の比較から−
森信嘉 ノルウェー中世幻視譚 — draumkvæde
2020 休会 コロナウイルス感染拡大防止のため中止
2021 休会 コロナウイルス感染拡大防止のため中止
2022 駐日アイスランド大使館 40周年記念研究発表大会
2024 信州大学 林 邦彦 氏 アイスランドのハムレット––『アムロージのサガ』における人物造形と信仰––
松本 涼 中世アイスランドから眺める映画『ノースマン』

The Society for Icelandic Studies of Japan